「『
青い部屋』は、日本に於けるシャンソンの精神を現代に伝える貴重な空間です。」(なかにし礼・チラシより)その、戸川昌子さんオーナーの「青い部屋」が閉店の危機にあるとのことで、ゆかりあるアーティストたちがたちあがって「青い部屋救済月間」と称してチャリティーイベントをつぎつぎに開催しています。
コチラ→☆青い部屋
その一環として、石川セリさんの「ムーランルージュに集まれ!」という催しがあること(急遽決まったらしいです)を、ある方のサイトで知り、出かけて来ました。石川セリさんと言えば、『八月の濡れた砂』わたしの青春の忘れられない歌のひとつ。あの歌が生(ナマ)で聴ける!・・・少々風邪気味だったのですが、セリさんの八月に向かって銀杏散り敷く十二月の六本木通りを駆け上がっていきました。
念願かなって、あまくせつなくやさしく、こころのすみずみまでしみとおりしみわたりすみつくような、歌声をこの耳とこの身に浴びることができました。まんぞくでした。そして、ご本人もとってもチャーミングで愛くるしい方でした。陽水の奥さんだということを、実は知らなかった。
本当に急に決まったらしく、紙を見たり、ときどき歌詞を忘れてハミングするシーンなどもたびたびありましたが(笑)・・・<ハミングしてでも救済に参加したい>という、彼女の人としてのあったかい人柄や心根が伝わってくるようで返ってそれが、素敵でした。
途中で、オーナーの戸川昌子さんがアカペラで歌った『傘がない』がこれまた、ど迫力で鳥肌が立ちました。「後期高齢者」とご自分で言っておられましたが、やっぱり現役で活躍されている方は違う。華がありました。こんなふうに、歳が取れるんだ・・・と勇気をもらうようでした。露にした白い肩なんか見とれるほどきれいだった。
「「青い部屋」戸川昌子の・・・」と行く前に友だちに何人か話すと「亡くなってるでしょ?」(m(__)m)と言われ「えっ!?」と一瞬驚きましたが、ばりばりにお元気に美しく生きてらっしゃいましたよ。是非、青い部屋にお出かけになり、青い部屋を救済しつつ、お姿を拝んできてくださいませ。
パンタさんの熱唱、エミ・エレオノーラさんの楽しいピアノ、サフィーさん(唇があまりにも色っぽくて♪)のベリーダンスもすごかったです。どちらが救済されているか、わからないような素晴らしいアダルトな夜でした、ありがとうございました。皆様も是非、Sabe the aoiheya!
☆こころあっての、いのちです。文化とは心の居場所だと思います。★こころのへやを、すくってほしい。
石川セリさんのチャリティーオークションで、彼女のネックレスまで(ni nisennen de・・・)頂いちゃいました。家宝にします♪こんなにお得でおまけに救済のお役に立てたなんて・・・夢のような夜でした。
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こちらに録画があります。いちじかんぐらいのところで、このネックレス落札した、わたしの手が、手が、映って、きゃあ――な、夜でした。とっても、たのしかった。ありがとうございました。
十二月の六本木通りには銀杏の葉っぱと大型トラックが・・・その横をスキップして帰りました。せっちゃんもいい歳ですのにえへへの、へっちゃらん♪