晴れときどき 宮尾節子


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秋のクラムボンと詩の仲間たち

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[朗読カフェ 秋のクラムボン in 清里/2016.917

山梨県詩人会のみなさんの開催する「朗読カフェ 秋のクラムボン in 清里」に呼んでいただきトークと朗読をさせて頂いた。会場は「森の音楽堂」というまさに森の中の素敵な建物でした。
 9月半ばの紅葉にはまだ早い清里の森は、それでも明るい秋の日差しを浴びて、白樺などの広葉樹の葉を蜂蜜色に透かせて、美しい木陰を作っていました。とても心地よい一日でした。

前もって送って頂いていた「山梨県詩人会」の発行する詩誌「山梨の詩」(通巻12号とのこと)や自作詩朗読会の冊子「あゆか」を拝見し、こうして山梨でも詩を書き継ぎ、読み継いで、詩の灯を消えないように支え続けている仲間がいることを、嬉しく心強くありがたく思いました。何より詩自身がうれしいことでしょう。

そして、「山梨の詩 2014 通巻11号」の編集後記にあった、こまつかん氏の「百花繚乱。/紙の二次元ページに表現されたことばたちが/僕のイメージの世界によって/変容しようとしている。/僕の過去の様々な体験が/なめらかにつながって共鳴をしたのだ。/どのようにあがいても/この身体の内側で音声言語になる。/僕の身体が思想を始めた。/また/新たな着想がやってくる。/嬉しくて大きく息を吸う。」という詩にたいへん心打たれました。まさに詩を読む醍醐味が。活字という二次元世界から、ほとばしるイメージに力をもらって、「嬉しくて大きく息を吸う」生身の身体が元気に息を吹き返す歓喜の姿が、そこに見えたからです。

           *
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光に満ちた明るい森の音楽堂で、山梨県詩人会会長の安藤一弘氏の温かいお人柄のあふれたご挨拶と、副会長の橘田活子さんによるぴんと張り詰めた「八月の町」という力強い詩の朗読ともに会は始まりました。そして、わたしのトークの前に会員であり今回の会のコーディネーターである沙羅樹さんが私の紹介を兼ねて「妖精戦争」を朗読してくださいました。以前録音でお聞きしたときから魂が震えるような思いがして、大変こころ打たれた彼女の朗読。それは生でお聞きしたときに「ストラディバリウス」というバイオリンの名器の名が言葉が浮かんでしまった程、素晴らしい天性の声の持ち主。その声で、拙詩を読んで頂いて光栄でした。
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せっかく「妖精戦争」を読んで頂いたので、2001年に出した私家版のこの詩集について、背景などいろいろ内輪話をしました。「制御することにどのような意味が」というある詩のフレーズから触発されて出発した、私と私の詩の冒険詩集であることなど。いろいろと。また「明日戦争がはじまる」という詩についての背景や。一昨年、早稲田の大隈講堂で開催された「時代の危機と向き合う短歌」という歌人の方々のシンポジウムで印象に残ったお話の紹介なども織り交ぜて、社会的なできごとと表現についての話もさせて頂きました。最後にそのシンポジウムで歌人の永田和弘氏が言われた「歴史上で、出来事は残るが、庶民の感情は残らない」という言葉を引いて「その残らない庶民の感情を残す、手段・役割として、我われ詩歌の世界があるのではないでしょうか。それをわたしたち、書き手の希望につなげたいです」と拙いながら、そんなふうにトークを締めくくらせていただきました。

以前、荻窪の「6次元カフェ」のオーナーであるナカムラさんがおっしゃっていた「その場所に行かないと味わえない一回限りのたのしみ」。さまざまな場所にえっちらおっちら足を運び身を運んでの、朗読やライブには、わたしもその「一回限りの再現不能/いま・ここの輝き」を期待しています。

普段は言葉に文字になってしまう2次元存在の書き手たち。その2次元から3次元に人として立ち現れる瞬間のダイナミズム。著者の体からふりそそぐ言葉は、活字とはまた違った感慨があります。わたしも決めていた朗読と違って(ごめんなさい)、ついその場のノリで『妖精戦争』の中から「桜の木」(新潟少女監禁事件をモチーフにした)を読ませていただきました。みなさんの温かいまなざしの中でこの詩を読みたくなったのでした。聞いてくださってありがとうございました。

ネットでは長くつながっていた方ともお近くとのことで、来ていただき、初めてお会いしてお話できてよかったです。リクエストということで「三つ葉家族」も読ませてもらいました。
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今回は朗読する朗読者すべての詩を収録した素晴らしい冊子も会場で配られました。この会で中心的に動いてくださった沙羅樹さんの行動力やさまざまなお心配りに参加者全員が感激でした。まだ詩集を出していない参加者もたくさんいますので、こうしてちゃんとしたアンソロジーになることが、どんなに嬉しかったことでしょう。お仕事お心遣いに感謝です。

「朗読カフェ クラムボン(山梨=やまなし=宮沢賢治=クラムボン、だったのですね!)」を支える山梨県詩人会のみなさんの朗読、そして、遠くからゲストとして参加した詩人たちの朗読タイムも素晴らしかったです。それぞれの方が、それぞれのスタイルで発せられる詩の声。もともと「自由詩」とは自由な形式の詩のこと。それぞれの土地で生きる人々に、それぞれの地の方言があるように、詩もまた同じこと。その人の生きる姿が、その人の言葉となって、立ち顕れる姿は圧巻でした。
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日常を語りながら、身は日常を超えた世界とつながっている。非日常を語りながら、身が日常を生き延びる術となっている。表現は違えど、そのような交歓がそこに起きていること。それは両方が必要な世界として信頼されていること。その二つの世界への信頼と交歓を言葉にすること。その言葉の架け橋を絶やさないこと。それが詩を生きることだと。今回たくさんの方のさまざまな詩と出会いながら。詩の豊かさを、そのように捉えました。

暮らしの詩、ロックな詩、深刻な詩、愉快な詩、映画の字幕のような詩、人生の詩、お芝居のような詩、暗闇から響いてくるような詩、その場で言葉をもらって作る即興詩、いろいろな人がいるように、いろいろな人が、それぞれの持ち味出して、よい詩を聴かせてくださいました。

*連詩組の方も何人か参加(冊子参加含め)されていて、それぞれがますますご自分の世界を極めておられて、ご一緒する回を追うごとに、おおっとまばゆい思いで詩を愉しませていただき、たいへん力をもらいます。これからも、それぞれの信じる詩をそれぞれのスタンスそれぞれのペースで、愉しみつつ磨いていかれることを願っています♪
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会の最後は、かっこいいミュージシャンの佐藤光徳さんが、沙羅樹さんの力強い朗読「透過光」とのコラボのあと。熱くギターの弾き語りを披露してくださり、みんな大いに盛り上がって、拍手のうちに終了となりました。
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清里の魅力的な展示のあるレストランでみなさんと打ち上げ。初めての方とも、詩でつながっているから、性別も年齢も超えて、会話もはずみました。
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(*展示中の作家さんの金柑の実で作ったライトの可愛らしさに一目惚れして、買っちゃった。)
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お泊まりは清里の森のなかの素敵なペンション、泊まり組の3次回が夜遅くまで続きました。ギターを弾いて、懐かしい歌を合唱したり、歌ったり踊ったり、即興詩のレクチャーを受けたり、花火をしたり、もともとは言葉だけでつながっていた、我々が言葉を抜け出して、出会う生身の愉しさ。詩が体を得て、遊ぶ愉しさでもあります。ふだんの役割を離れて、こころに住むからだが、遊び始める。人が寝静まったあとで、遊び始めるオモチャたちの、楽しさにも似ているかもしれない。お酒も入って、修学旅行の楽しい夜の、もっと楽しい大人版が、叱る先生もいなくて、いつまでもいつまでも夜を惜しんで続きました。
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はじめてなのに、こんなに懐かしい。
――それは、おなじ詩を書く、仲間の懐かしさ。
はじめてなのに、こんなに親しい。
――それは、ずっとことばで繋がっていた、親しさ。
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ペンションではジャージー牛のオリジナル・シャーベットや手作りソースのヨーグルト、朝ごはんもおいしかったです。何にもまして、居心地のよいお宿でした。
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オーナーは絽刺しの先生もしておられて、美しい作品も拝見できました。オーナーの温かいお心遣いに感謝です。
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翌日。雨のなかをご案内頂いた、写真美術館での展示「井津建郎「インド — 光のもとへ」展でもたいへん深く感銘を受けました。それをひとつの詩にしたいと今、あたため中です。書き出すときりがないですが。

「朗読カフェ 秋のクラムボン in 清里」素晴らしい会を開いてくださった、沙羅樹(中村みゆき)さん、山梨県詩人会のみなさま、会までの準備や裏方仕事、たくさんのご苦労やたいへんなご心労があったことでしょう。おかげで参加者全員がたのしくてしあわせな気持ちで帰って参りました。心より感謝です。

ありがとうございました。
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( *まだ胸の灯が消えない温かい思いに浸っており、思いに見合う言葉がとても足りませんが、走り書きのお礼にて失礼いたします。 )                                       
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(目が覚めたら、思い出がみんなカボチャになりませんように笑)

*ハンドルにマイクにギターにとたくさんお世話になった、マイケルにもスペシャルサンクスです♪
*仲間の写真も少しお借りしました。感謝。m(_ _)m。

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by sechanco | 2016-09-26 13:25 | 詩関連
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