晴れときどき 宮尾節子


宮尾のブログ talk to who?               
by sechanco
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
★新刊のお知らせ★
◎<新刊詩集のご案内>

☆『宮尾節子アンソロジー 明日戦争がはじまる』(集英社インターナショナル)

☆『明日戦争がはじまる』(思潮社オンデマンド)



◎『恋文病』¥1800+税
『読んだ人をちょっと大丈夫にしてくれる魔法がありました』──詩集の感想(Uさんより)
→☆ご注文はこちらクリック!から☆

★電話やFAXでの注文もできます。
・精巧堂印刷所
・電話 0187-62-2340
・FAX 0187-63-1583
☆宮尾の詩集は秋田買い♪よろしく!

☆花のように(動画)
☆アルハルクラすべてを
──*詩集より朗読。


★旧刊についてのお問い合わせはこちらに★

★既刊詩集
☆ドストエフスキーの青空¥1800
☆妖精戦争
↑¥2000(残部僅少)
☆かぐや姫の開封(残部僅少)
↑¥2800
☆くじらの日(完売)
↑¥1000
*詩集は、詩集名を記入して★こちらへご注文くださいませ。★

★メールはこちら→sechancono☆gmail.com(☆を@に変えてくださいませ。)
★な
ライフログ
ブログパーツ
※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
カテゴリ
以前の記事
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 09月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
最新のコメント
Nariさん あり..
by sechanco at 04:38
inoriさま 詩..
by sechanco at 04:37
初めまして、こんにちは。..
by inori-ori at 15:17
naokoさま。 ..
by sechanco at 20:29
はじめまして。詩に心を動..
by Mousy at 16:09
ありがとうございます!う..
by sechanco at 10:40
今まではただ通り過ぎるだ..
by 風の里農場 at 21:41
おはようございます。はい..
by sechanco at 07:52
おはようございます。まち..
by 風の里農場 at 07:12
ひらがなで書いて、気がつ..
by sechanco at 10:33
お気に入りブログ
検索
タグ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

カテゴリ:未分類( 52 )


日曜詩人のつくりかた

昨年の秋から始めた「日曜詩人学校」のいよいよお披露目会で
        <3月26日・日曜日>
下北沢の話題のブックカフェ「本屋B&B」さんで、講座を振り返りながら
文月さんと宮尾のあれこれトークと朗読&参加してくださったみなさんの
朗読など盛りだくさんなイベントです。

いらしてください。
a0082132_12090986.jpg
こちらは、講座でやったみなさんとの即興
一行連詩(共同詩)です。


a0082132_12200485.jpg
文月さんと毎回漫才みたいなやりとりをしつつ
文月さんの的確な講評にさすがだなあ…と惚れ惚れの
楽しい日曜詩人学校でした。



[PR]

by sechanco | 2017-03-15 12:14

よしだよしこLIVE in AKAI Factory(飯能)


よしだよしこさんのライブがわがまち飯能で聴けるなんて。正月早々良い年になりそうです。「しあわせには名前がない」というわたしの詩にも曲をつけて歌ってくださっています。友情出演ということで、ちょこっと朗読と歌のコラボやトークもさせていただくと思います。


何しろこのルックスこの歌声にしびれます。そして、ピンと一本筋のとおった心意気を歌にたくされ、その眼差しの深さ、愛の深さには、聴くたびに胸が熱くなります。吉田拓郎さんや泉谷しげるさんたちとご一緒だったころのお話もポロリポロリと、面白可笑しく語ってくれることでしょう。


飯能の地で「赤井製作所」として70年の歴史を経た金型工場の跡地で。ものつくりをするたくさんのクラフトマンやアーティストたちのシェアアトリエとしてcaféとともにオープンした「AKAI Factory(アカイファクトリー)」でのライブです。

天井にあるモーターを回していた歯車などは宮崎アニメの世界を彷彿とさせ、工場跡で作家たちがそれぞれの作品を製作する姿はニューヨークの一角のよう。旧いものを生かして新しいものを取り入れていく。


だれもころさない。みんないかしていく。だれもがいきられるせかいをねがう。未来に向かって発動したそんな場所での。新年ライブです。たくさんの方に来ていただきたいです。そして、たくさんのかたにハートフルなよしだよしこさんの歌声を聴いていただきたいです。

わたしの言えることは、ひとつ。
新年早々、ぜったいに後悔はさせません。
佳い年はここから。

よしだよしこLIVE in AKAIFAKTORY
1月14日です。

*そんなに会場は大きくないので。
ご予約はお早めにとのことです。






ありがとうございました!
[PR]

by sechanco | 2017-01-06 11:48

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます
a0082132_13503348.jpg
みなさまにとって
本年が
笑顔の多い
よい年に
なりますように。。


[PR]

by sechanco | 2017-01-03 13:51

あいがのこる

本年はブログにお訪ねいただき感謝です。

お健やかで
どうぞ、良いお年を!
a0082132_16284291.jpg

愛が残る。

        宮尾節子

      

子どもだけでは

育てられなかった

愛がなければ。

苦労して

子を育てるとき

苦悩して

愛も育てた。

花を育てるとき

土も育てたように。

子が離れても

愛は残る。

花のあとに

土が残るように。

いま気づく

この愛が親の

取り分だと――。

子が離れたとき

残った愛が

試される。

ちゃんと

育ったかと。

育った

子が遠くへ旅立つとき

愛もまた旅立てるかと

子より遠くへ――。


a0082132_16404472.jpg
初スカイツリーをしました。
来年もよろしく!


[PR]

by sechanco | 2016-12-31 16:34

メリークリスマス!

a0082132_18471809.jpg
散歩中の落ち葉のなかから
みつけて
ふしぎな葉っぱなだな
思ったら
・・・・・・

ところがこれは葉っぱではなくて
「熟して来るとその種の入ったサヤが開き、舟の様な形になり風に乗って遠くへ飛んで行くという」アオギリの実のサヤでした。

近くに樹はなかったので、よほど遠くから飛んできたのだろう
検索しているうちに「アオギリにたくして」という言葉にめぐりあい。

それは、平和の語り部になる決意をした女性の映画
「アオギリにたくして」だとわかり、なんだか胸が熱くなりました。
アオギリのサヤにたくして
平和への祈りが飛んできたのだとおもうと

穏やかな世界をと
願わずにはいられませんでした。。

そのサヤに
どんぐりほどの
ローソクを灯してみました。

メリークリスマス
どうぞ
温かいクリスマスを♪

***
a0082132_10563059.jpg

[PR]

by sechanco | 2016-12-24 18:58

25時間目のシンポジウム

a0082132_14170220.jpg
昨夜の「現代詩文庫近藤洋太詩集」「辻井喬と堤清二」「詩の戦後」と3冊続けて詩集(現代詩文庫)、評論集を刊行された近藤洋太さんを囲むシンポジウム「詩の戦後への応答」は、4時間があっと言う間に感じた、スリリングで大変内容の濃い、素晴らしい会だった。

第一部 「辻井喬/堤清二という謎」では、近藤さんとセゾン現代美術館館長の難波英夫さん両者の対談が。西武百貨店の社長やセゾングループの創始者である実業家・堤清二の顔と「沈める城」「群青・わが黙示」等数々の詩集や小説を出した詩人作家・辻井喬の二つの顔に迫って。一般には知られてない彼のなまの姿が垣間見えて、出生の秘密や、「テロリストになりたし朝(あした)霜崩れる」の歌の披露など、辻井と堤のはざまにいる人間の彼を知る、大変スリリングな内容だった。難波さんのお話は、多くの作家たちとともに生きながら、自身は作家ではないことのその距離に、なんともいえない清さと支える温かさがあって、とても好ましかった。

第二部 「25時からの詩と批評」は、スタンザのメンバー。添田馨さんが司会を兼任しつつ。築山登美夫・宗近真一郎各氏とともに、近藤さんの作品や思想に言及、および質問を設ける会となった。

4名ともそれぞれ詩作や評論活動のほかに、定職を持って定年までやってきた人たちである。24時間は仕事に費やし、25時間目を創作・思索にかけた人々という意味での「25時からの」ということであった。

全身詩人の吉増剛造さんが24時間詩人なら、われわれは25時からの25時間目詩人。24時間しっかり生活人として生活をして、その24時間を覆すような25時間目がもてるかが、われわれの勝負どころです(ことばはちがうかもだが…)。

というような「25時」を説明された添田さんの姿がこころに残った。なんだか24時間詩人であることより、ずっと詩への愛も、人への愛も試される気がして。そうか、詩へのかかわる時間が、長けりゃいいってもんじゃないんだ、要は情熱なんだと、感激している自分がいました。

あるか、どうかは。じかんでも、かねでもない。
じょうねつの、あるか、どうかなんだと。

1949年生まれが二人(近藤・築山)、1955年生まれが二人(添田・宗近)の60代の四人の。詩について社会について政治についてのお話は、それぞれの人生の宝の蔵を拝見するように、豊かな知識と深い思索に満ちて、ずいぶんと贅沢な時間でした。

ありがたかったのは。ちゃんと24時間を社会人としてシャバで生活してきた人ならではの、学者さんのような専門用語や一般人が読むはずもない思想家や哲学者名の羅列を避けた、噛み砕いた語りを披露してくれたことでした。それは作家でありながら生活者でもある25時間目のひとびとの、なせる技(愛)だと感心しました。

シャルリー・エブドの襲撃事件でデモが起こったとき、ちょうどパリに仕事でおられた宗近さんの言葉もこころに残りました。パリでもデモは普通にやります。ただあれは反テロのデモではあったけれど、オランド大統領を中心にした保守派のデモであり、それは反イスラム・反ユダヤのデモでもあったのです……というお話と


デモは反対ではありません。ただ、正義の名の下に起きる、ああいう群衆の狂騒のむこうに、思いもよらぬ暴力が目覚める可能性がある、人間の無意識の怖さも忘れてはいけない(ほとんど、わたし流のことばにしちゃって、恐縮ですが。。)と、なんともいいがたい、杭をさされたことでした。わたしもちょっと、もやもやしていたことなので。詩人ならではの、警鐘に感じました。

近藤洋太氏は、昔はとても気難しくておっかない詩人のイメージがありましたが(笑)。パネルトークのとき、どなたかが「批評の多くは(いろんな方を例にあげ)否定性から始まるが、近藤洋太の批評はその肯定性に特徴がある、稀有な存在だ。それは表現の未来に通じる」と言われ。たしかに!と懐の温さを感じる場面が、シンポジウムでもなんども垣間見られ、わたしの近藤洋太像をぬりかえました。

さらに
辻井喬と堤清二論にしても、戦前と戦後にしても、24時と25時にしても、社会人と詩人、理想と現実、こころとからだ……、あらゆる場面で、われわれは分離した「自己存在の二重性を生きる存在であること」それが近藤さんの作品群のテーマでもあるのでは、という問いかけに対して。近藤洋太氏のこたえは。

「二元化・二重性をあえて、一元化する必要はない。二元化・二重性を、もっと豊かにすればいい。」でした。そっかあ!と。これには、参りました。寺内貫太郎一家の、お父さんのような風貌の近藤さんのすっかりファンに、なってしまい。著作も全部読んじゃおうと思いましたので。

成熟した会話を堪能し、著作もたくさん売れて、お客さんもうれしいし、出演者もうれしい、よい会になったこと、お祝い申し上げます。

*ひといきに、書いてしまったので、いろいろ瑕疵があると、思います。ごかんべんを。詳しい感想は、きっとその筋のかたが、のちに詳しく書くでしょう。。とりあえず、めちゃアダルトでぜいたくな、良い会だったので、興奮を忘れるのがもったいなく、自分用のメモとして、いくつか記しました。感謝をこめて。

a0082132_14172795.jpg
a0082132_14184022.jpg




[PR]

by sechanco | 2016-12-24 14:19

飯能市立図書館「著者を囲む会」にて/12月3日。

a0082132_11112549.jpg
今日は、12月のお忙しいなか、飯能市立図書館「こころの道に、ことばを灯す」にお運びいただきありがとうございました。師走の慌ただしいときに、詩の話など聞きに来てもらえるのだろうかと心配しておりましたが。図書館の方がびっくりするほど、たくさんの方々にお越しいただき感激でした。
a0082132_11121426.jpg
わたしの田舎の土佐の高知のことや、故郷と似ている飯能の自然やうどんがあってうれしかったことや。詩との出会い、はじめて書いた詩のことや。どんなふうに書き続けてきたか。飯能で「あおぞら通信」という新聞の折り込みにいれてもらってる詩のこと。飯能という地の文化のこと。ひとがらのこと。「明日戦争がはじまる」という詩を書いたいきさつやその後の反響のことなどなど。多くの顔見知りにいらっしゃるなかで。内輪話や裏話など思いつくままにつぎつぎと調子にのって(笑。

とりとめのない話に長時間おつきあいくださって(こころとことばの、肝心のしたかった話を忘れ…反省)、ほんとにありがとうございました。そして、おつかれさまでした。
a0082132_11125505.jpg
最後の朗読には「三つ葉家族」「ひなた雨」「わたしの歌をゆるしてください」を読みました。こころのこもった、やわらかいミレイさんのギター伴奏のおかげで、ぐっと雰囲気が出て、ぜいたくな朗読タイムとなりました。

a0082132_11132159.jpg
a0082132_11135580.jpg
都内や遠方からのお客さんもいらしたようで。うれしいことでした。みなさん、ミレイさん、図書館のお世話くださったかたがた、ほんとにありがとうございました!よい一日となりました。みなさんの温かいまなざしに支えられて、おかげさまで、今年もこの地で、すきな詩をかきしあわせに、よい一年を締めくくれそうです。

ダイジェスト版のように駆け足になってしまって、もう少しじっくりと話を深めていけたらよかったなと残念なこと、反省点は多々ありますが…。

つたない話のなかで、もしひとつでも、みなさんに何かを、届けることが、できていれば。。幸いに思います。

a0082132_11143201.jpg
ありがとうございました。






[PR]

by sechanco | 2016-12-07 11:38

飯能市立図書館で

12月3日にお話をさせていただくことになりました。
お近くのかた、お時間のある方は、いらしてください。
*無料です。
a0082132_09452344.jpg
a0082132_09461102.jpg

[PR]

by sechanco | 2016-11-17 21:28

年鑑アンケート/ノーカット版

○問1 本年度(昨年十一月から本年十月末までの一年間)に刊行された詩集のうち、とくに印象に残った詩集を5冊まで挙げて、その理由をお書きください。
○問2 本年度に詩誌等で発表された詩作品のうち、とくに印象に残った作品を5篇まで挙げて、その理由をお書きください。
○問3 ジャンルや形式を問わず、本年度に読まれたり、ご覧になられたりしたもので、とくにご関心をもたれたものを挙げて、その理由をお書きください。

*アンケート依頼が迷惑メールフォルダに入っていて(拝啓の前に、名前をいれてね…)、気づいたのが締め切り三日前である。一年間の詩生活をふりかえるにはあまりに短い(私はとても読むのが遅い)。。あわてて、あれこれそれと、ひっくり返して、見つかったり、見つからなかったり、読めてなかったりもあって(すみませんすみません)、でも、とりあえず胸と手にのぼったものを(おまけに私は忘れっぽい)。

がーーーーっと、いっきに思いのままに書いてみました。それが、以下です。
そして、これをなくなく削って、3分の1に()したものが、今末発行の『現代詩年鑑2017』(思潮社)に掲載されていると(多分…)思いますので、さてどうなったことかをとくと、
ご高覧くださいませ。

***
大御所は大御所にまかせることにして、じぶんの身の丈に近いところから、身の丈の言葉で選ばせていただきます。あしからず。
*永方佑樹「√3」(思潮社オンデマンド)
「詩は感じればいいのよ」と突き放したことを言わず、ちゃんと式を見せ解きほどいて、腑に落とし、尚且つ詩の味わいを損なわないどころか、いや増す。凄腕が出たなと驚きました。難解だと言われる現代詩のひとつの「解」が出された気がします。それなのに本人は気負いがなく、そよ風に吹かれる野の花のように素朴な佇まいで、これまた素晴らしく。詩集もたのしく詩人もうれしい。やっと現れた、待たれた存在です。わたしのぴかいち。

*三角みづ紀「よいひかり」(ナナクロ社)
タイトルがいい。表紙の絵もいい。「よいひかり」と「あまいもの」。いま人々にほしいものが、救急セットみたいにコンパクトに詰まってる気がして、そばに常備したい詩集です。ご自分との「おりあいがついた」とどこかで書かれていたけれど、よかったですね。「わたしとても/かんたんだから/あまいものがあれば大丈夫」とか大好き。

*黒崎立体「「tempo guisto 」(七月堂)
詩を守るとは身を守ることでもあるのだな、と思いました。「ぜんぶ/あなたが悪いよ」だいたいがあなたのせいで、私がひりひり痛む詩だけれど。誰しも心の底には、こんな気持ちが棲んでいるのだろう。その容赦のなさが詩の純度をあげていて、ときにハッとするほどきれいだ。「tremolo」は泣けた。「うつくしくされたい」「わたしをさみしがってほしい」詩は幼言葉の洗練だろうか。

*為平澪「盲目」(土曜美術社出版販売)
詩も詩人もこの世では生きづらい。その生きづらさがめんめんと綴られていて
「(オニハ、ウチ、オニハ、ウチ、)」が地唄のように響き、凄みのある詩集。「売買」は圧巻。この方も外からかけられた圧力を身のうちに溜めてバネとなし、きっちり詩によって生き直すペンの強さを持っている。

*小峰慎也「いい影響」(書肆梓)
相田みつをと荒川洋治と杉本真維子を足して落語で割ったように、読みやすくて、含蓄があって、洗練されてて、たのしい詩集です。言霊というより、言葉霊が背後についてる感じ。教養のなせる技かも。

*須永紀子「夜の深くに」(雨季67)
「夜の深くに/草木の水分をつたうチタンの舟/閉ざされた町のすきまに/軽い体が航路をつくる」こんな美しいフレーズに痺れるために詩を生きるのだ、といいたいぐらい。流石のキャリアが底光る。益々極まってくる須永さんのヴィジュアル詩。小さなフレーズなのに、岩手の軽便鉄道が賢治の銀河鉄道に変容する、ことばの道筋すら垣間見える。

*横山黒鍵「岐路」(詩客 9月)美文調の人だが今回は絵空へ言葉が飛ぶのではなく、「紫蘇を揉んだ手」の暮らしへ降りて、愛が透ける羽のように詩が美しい着地を見せる「つまむ手の形をそのままで」。

*平田詩織「プラハ」(現代詩手帖8月号)「あかるい墓地」は光に恵まれ、影に恵まれて、「表と裏に美しい模様のある」詩は立ち、そして横たわる。のびやかな地平へ「生まれるものを歌ってごらん、」と希望は届けられ、「あかるいのどに」降り注ぐ詩が瑞々しくまぶしい。詩はおおらかに歌う薔薇の喉を得たようだ。

*西原真奈美「約束」(秋のクラムボンin清里の森 冊子)葬儀にも棺にもたくさんの花が添えられるように。愛しいものを失った悲しみのそばには、見送るものと見送られるもの双方への鎮魂として「回向のような/音叉のような」詩が繰り返し、唱えられねばならぬことを知らしめます。

*秋亜綺羅「革命権」(非戦を貫く三〇〇人詩集)「平和は、真の臆病からしか生まれないだろう。」「憲法九条を守るということは、殺すか死ぬかしか選択肢がないときに、死を選ぶという宣言」言葉の迫真に打たれた。勇気ではなく「臆病」が選ばれ。殺すか殺されるかではなく、殺すか死ぬか……つまりは「殺さない」が選ばれている。言葉の「技あり」を見た気がします。
*外間隆史がツイッターにあげる叙情的な絵画に心奪われました。油絵のタッチですが実際にはパソコンでの画面描写というのも驚きました。彼の作品は一枚の絵と一編の詩の分別を私に見失わせてしまう。

*「前橋ポエフェス2016」での川口晴美「街を紡ぐ」の詩と、朗読しながら白いテープを延々と繰り出し、蚕の糸のように周りに張り巡らせていくパフォーマンスが心に残りました。彼女の美しさとともに。

*中村みゆきプロデュースによる山梨県詩人会開催「詩の朗読カフェ 秋のクラムボンin清里」は参加者のアンソロジー冊子まで用意され、数々の配慮や心遣いで詩に温かい血が通う幸せなイベントでした。芦田みのりの即興詩・黒木アンの点字詩などみなそれぞれが趣向を凝らした朗読を披露してくれました。中村みゆきの朗読がいや凄い。中村バリウスと呼びたい名器です。

*「山梨の詩 2014 通巻11号」後記に寄せたこまつかんの詩にも打たれました。「百花繚乱。/紙の二次元ページに表現されたことばたちが/僕のイメージの世界によって/変容しようとしている。/僕の過去の様々な体験が/なめらかにつながって共鳴をしたのだ。/どのようにあがいても/この身体の内側で音声言語になる。/僕の身体が思想を始めた。/また/新たな着想がやってくる。/嬉しくて大きく息を吸う。」まさに詩を読む醍醐味が、活字という二次元媒体からほとばしるイメージに力をもらって、生身の身体が大きく息を吹き返す歓喜の姿が、そこに見えたからです。

*あとは金澤一志「kneecaps」のグッドセンス。山田兼士・江夏名枝・山下泉・田原「QUARTETTE」のナイスキャスト。カワグチタケシ・村田活彦「同行二人」の円熟朗読をたのしみ。井津建郎「インド――光のもとへ」写真展では死生観を覆され。斎藤環「オープンダイアローグとは何か」に統合失調症ほか精神病への光明を感じているところです。

*アンケートは交友録だと言う人もいる。確かにそうかもしれない。なら交友を少しずつ丁寧に広げて、詩に血の通うところで、共に生きたいものです。

*追記:捜していたけれど。結局、締め切りまでに見つからなかった。「QUARTETTE(カルテット)創刊号の田原「無題 V(抄)」(今頃、見つけた)がめちゃくちゃよかったです。


[PR]

by sechanco | 2016-11-07 13:21

日曜詩人学校のお知らせ

おかげさまで、10日にて満席になりましたので
早めですがお申し込みを打ち切りとさせて頂きます。
ご了承くださいませ。ありがとうございました!
***

日曜詩人はどうでしょう?
【日曜詩人学校】が始まります!遊んで、楽しんで、学んで「日曜日は詩人」になりましょう。文月・宮尾のびっくりコンビに、ピンときたら、お申し込みをお待ちしております。

「身近なところから詩を見つけたい」「私たちも楽しみたい」
そんな2人が小さな学校始めます。

ちょっとないコンビの、ちょっとない講座です。
詩は敷居が高いな…と思っている方も心配ご無用です。

老若男女初心者大歓迎
どうぞ、ご参加ください。
a0082132_09254549.jpg

[PR]

by sechanco | 2016-10-22 09:34