晴れときどき 宮尾節子


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by sechanco
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陽のあたる謳声・サト子さんの歌声

a0082132_7341625.jpg1月25日。所沢ミューズ・キューブホールにて。『横山サト子 ソプラノリサイタル』が開催されました。

歌がうまくて(小鳥の鳴き声では小鳥が返事をするほど)、物知りで(クイズ番組に出るほど)サト子さんは、わたしのお友達です。

そこに居るだけで、圧倒的な存在感を放つひと、横山サト子。彼女の凄いところは、数え切れないほどありますが。なかでも、凄いそのひとつが。なんと還暦になってから、ソプラノ歌手デビューしたこと。それで多くのひとを感動させたことです。

今年で三度目になるコンサートですが、回を重ねるごとに歌声にも磨きがかかります。歌や音楽の世界はさっぱりわからないわたしですが、サト子さんの声を聞くと何ともしあわせな気持ちになります。ちょうど曇り空の雲が取り払われて、明るい太陽が顔を出し、そこら一面の世界を照らし、ものみな輝かせてくれる──そんな感じのまさに「陽のあたる謳声」の持ち主に思えるのです。デビューする前から、時々そばで歌ってくれるサト子さんの歌声のファンでした。

                ***

さて『横山サト子 ソプラノリサイタル Vol.3』今回の曲目の前半は
「早春賦・冬の星座・ゆりかご・たあんき ぽーんき」の4曲の懐かしい童謡や親しみ深い日本の歌。その後に。オペラ「カヴェレリア・ルスチカーナ」から「ママも知るとおり」。タイトルが面白いですね。これは、元カノに心奪われてしまった夫のことを、お姑さん(ママ)にくどくどと告げ口して嘆く、お嫁さんの歌。「私から彼を奪ったのです!私の名誉は傷つけられ踏みにじられたままで」「私は泣くばかり」パンフレットの日本語訳にはこんな風に書かれています。童謡や日本の歌はあまやかに楽しくひょうきんに歌われて、会場がなごみました。「ママも知るとおり」のイタリア語の歌は、切なさと拗ねた感じの女心を柔らかい陽ざしがなぞるように、サト子さんの温かい声がなぞりました。

                ***

ガラッと変身しての後半は「セレナータ・サンタルチア・忘れ勿草」と続きます。登場した途端に会場に大きなどよめきが起きました。わたしとしては、これをみなさんにお見せしたかった!ソプラノ歌手のサト子さんと楮(コウゾ)作家の加茂孝子さん二人の技のクライマックスがここに結実している場面です。そして友人二人の幸福な出会いがここに実現した、わたしとしてもたいへん幸せな瞬間でした。

この日、この時のために、サト子さんの歌声があり孝子さんの和紙があったと思えるぐらい素晴らしいコラボレーションでした。数年前に加茂さんの展覧会にサト子さんをお連れしたのがきっかけでしたが。加茂さんのワイルドな和紙の作品を観て会場で「わたしこれ着たい!」と言ったサト子さんの楽しいひと言と、子どものように輝いた目の輝きを今でも覚えています。「いいですね」ではなくて「これ着たい」…ここにまず素敵な出会いがありました。

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by sechanco | 2014-02-13 12:16 | あれこれ

ありがとうございます。

ツイッターに1月22日に掲載した詩が、多くのみなさんに読んで頂けて
リツイート(シェアしてくださった方)やリアクション(お気に入りにしてくださった方)など公式・非公式(引用くださった方がた)を含めると6000件を越す数になりました。(*フェイスブックでも多くの方にシェアをして頂きました。ありがとうございます。)

ほそぼそと、詩を書いていた身として、何だか奇跡が起きたような
ありがたいながら、自分のことと思えないような
落ち着かない日々を過ごしております。。

「詩の力を感じた」とおっしゃって頂けたのが、励みになりました。

すいめんに、こいしをなげるように、はなった
たった、いっぺんの詩が、つぎつぎと、みなさんのおちからで、
こんなひろがり、よんでいただけて、たびをつづけて、います。


詩を書いてきてよかったなと、思います。
詩書きとして、しあわせに、思います。

読んでくださって、ありがとうございます。
a0082132_82521.jpg

*言葉がアクセルではなく、ブレーキに届くことを願っています。
 人間の発明した最大にして最高の、そして最後の武器は
 「ブレーキ」だと信じます。

*誤解もされていますが。わたしの言いたかったのは、戦争のことより
 ひとの「こころの怖さ」なのだと思います。
 映画「ハンナ・アーレント」でアーレントは「悪とは凡庸さ」だと伝えます。

 アイヒマン裁判を傍聴したハンナは「ヒトラー独裁下のドイツにおいて
 行われた、数々の残虐な行為。悪を行ったのは、まさにごく普通の人々
 だった」ことに非常に驚き動揺します。そして悪の凡庸さに気づきます。

 「それは、自ら判断し責任を自覚することができず、そしてまた、
 善を意志することのできない、そのような凡庸さに宿る悪のことだ」と──

 わたしは悪とは鈍さだと思っています。鈍さとは日々の麻痺から生み出される
 ものではないかと──麻痺から鈍さへと、悪へと変質していく、
 こころが怖いのです。

*明日戦争がはじまる:ツイナビ

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by sechanco | 2014-02-13 08:30 | 日々