晴れときどき 宮尾節子


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こまつ座『父と暮せば』とアフタートークと

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こまつ座『父と暮せば』のアフタートーク、サイン会。おかげさまで、盛況のうちに終わることができました。ほんとにこまつ座のみなさんは、フレンドリーな方ばかりで、麻矢さんのふわっとしたお人柄がスタッフ全員、座員のかた全員に行き届いている感じで、何ともアットホームな感じで、大きな場所に緊張するわたしを、落ち着かせてくださいました。井上ひさし作品を演じ継ぐことで、あたたかい言葉の魂がみなさん全員に、こまつ座贔屓のお客さんにまで、くまなく行き渡ってるようで。そのまま、やさしく、ふかく、あたたかく、井上作品がみなさんの存在そのものに化身しているような、感慨深い思いがしました。

わたしもあちこちと脱線してしまって、肝心のお話したかったことも、とぎれとぎれとなり、何だか覚束ないトークで自分では反省点がいっぱいありましたが。お芝居のこと、表現のこと、「明日戦争がはじまる」についてのこと、憲法のこと、今の時代についてのこと。そして日頃の思いなど。自分の思いのままの宮尾ワールドを宮尾語で自由に、お喋りさせてていただき、井上さんの笑顔に救われつつ、楽しい時間を過ごさせて頂きました。「よかった」とお声かけくださる方も幾人か居て、ちょっと胸を撫で下ろしました。みなさん、ありがとう、ありました!
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大きな場所での初サイン会も、気恥ずかしいやら、どうなることやら心配やらでしたが。おかげさまで会場は長蛇の列となり、出版社の方が少し多過ぎたかなと心配されていたようでしたが、詩集もすぐに完売となり、二人でびっくりでした。足りなくなってしまった方々には、申し訳ありませんでした。
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こんなにいっぱいサインさせてもらったのは、初めてで。途中で自分の名前の書き順が、分からなくなってしまう始末。忘れられない一日となりました。

これも井上さんや、スタッフの方がたが、こまやかにご配慮くださったおかげ、
「ザ・こまつ座力」のおかげだと思います。井上ひさしの「ことば」と共に生きてこられて、ことばを愛しておられるみなさん。「うちのお客さんたちは、しっかり言葉が入る方達ばかりですよ」と井上さんが自信をもって言われておりましたが。まさに、でした。マイナーな詩集を完売させるなんて、そうそうできることではありません。

こまつ座、というちいさな松のうしろには、やっぱり言葉の大将の井上ひさしという、大きな松がどっしりと根を張り。言葉の松の葉、松の枝をどこまでも、いつまでも、広くのばして、いっているようです。
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今公演の『父と暮せば』演出担当の鵜山仁さんは、こう言葉を寄せられています。「死者の目線を取り込むことができれば、われわれは生きている時間の価値観だけではなく、もっと長いスパンで人間の存在について考えることができます。『父と暮せば』には、被爆者たちの手記からいただいた言葉、つまり被爆者の肉声も含まれている。井上さんの思いも込められています。」──と。

目先のことしか見えなくなった近視眼のわたしたちに「もっと長いスパンで」ものの見方を教えてくれる人びとの存在とは「死んだひとたち」という、発見がここにはあります。

つまりわたしたちを、生かしてくれるのは、死んだひとたちの、声なき声だと──。死者とともに生きてこそ、真の人間の生き方がある。

『父と暮せば』というお芝居は、わたしには「影と光の物語」だと思いました。父(竹造)と娘(美津恵)、希望と絶望がせめぎあい、葛藤し、そして和解する。父と娘、それぞれの胸のなかに去来する「影と光」のものがたりだと。皮肉にもピカという光の化け物に焼尽されて、影だけの世界に重く沈んでしまいそうな場所に、それでもまた新しい光が生まれようとしている。それは、死んだ身体を使って、生き残って悔いる者に、このような声を投げかける。

「そいじゃけえ、おまいはわしによって生かされとる。」「わしの分まで生きてちょんだいよォー!」父、竹造のことばが胸を打ちます。


ここにも「影と光」が見える。あの人が死んで、わたしが生きているのが申し訳ない。「あなたはわたしの変わりに死にました」(影の声)は「おまえはわたしによって生かされとる。生かされている」(光の声)で赦される。免罪される。

戦災も、震災も、そしていじめという人災で苦しむ子どもたちを含め。ここで生き残ったこと、ここで生きていること、その「生」の責め苦に生き地獄の思いをしている人たちがいる。しかし──そのひとたちにも、竹造(*お芝居では辻萬長さんが迫真の演技で、目にもの見せてくれます!)の声は、こう届こうとします。

「生きてる」んじゃない。「生かされている」んだと──。

このことの本当を、全身全霊でひとが了解できたなら、人間はもっと賢くなれる、目が覚める、そして進化するはずだと、思わずにはいられませんでした。

愛くるしい娘(美津恵)役の栗田桃子さん(故蟹江敬三の娘さん!)が「こまつ座の井上麻矢さんから、「私たちは、こうやって作品にかかわっていくことで悲しみを浄化していくんだと思います」と言われました。逃げないで現実ときちんと向き合って、受け入れなくてはいけないんでしょうね。」とおっしゃっています。ラストシーンの夕陽色のライトに照らされた晴れやかなお顔が素敵でした!

こまつ座代表の井上麻矢さんは、この作品を「再生の物語」と名付けておられます。影と光のふたつを、死者と生者のふたりを、ひとつに勁(つよ)く貫いて

「生きてちょんだいよオー!」

再生へのエールが響きます。

★お芝居『父と暮せば』は紀伊國屋サザンシアターにて。
 7月20日まで。「ぜひ、今!」というお芝居です。
★こまつ座『父と暮せば』

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by sechanco | 2015-07-11 12:52 | 日々

七夕コンサートと燔祭(はんさい)の歌

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吉岡しげ美さんの七夕コンサート『わたしが 一番きれいだったとき ──戦後70年から未来へ詩(うた)いつなぐ──』にご招待いただき行ってきました。素晴らしかったです!吉岡さんの「平和」「生命」への並々ならぬ思いが込められていて、聞く者の胸深くへ届いてきました。
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与謝野晶子や茨木のり子、金子 みすゞさんたちと名(「明日戦争がはじまる」を朗読して頂きました)を連ねさせて頂き、光栄でした。

ゲストには内海桂子さん(漫才師)、羽田澄子さん(記録映画作家)、小林照子さん(美容研究家)、森山叡子(東京純心女子学園理事長)の、各氏が大変だった戦争体験、戦争が終わったときの喜びなど。さまざまな戦争体験を伝えてくださいました。内海師匠のさのさ。東京純心女子のシスターのお話。コーラス隊の「燔祭の歌」歌もお話も朗読も心打たれました。

93歳で現役の内海桂子師匠(ツイッターではしっかり反戦などの物言いをされています)は、楽しい「さのさ」を披露。羽田澄子さんは大連と日本を行ったり来たりの当時の混乱する生々しい様子を。小林さんは「終わらないと思っていた戦争が終わって。終戦はとてもうれしかった、すぐにもんぺからワンピースに着替えた」と女性ならではの感想を。

そして森山叡子さんは、長崎の原爆・空襲で214名の生徒や教職員を失い、自らも被曝した初代・純心女子学園学園長「江角ヤス」のお話。そして近内仁子さんの朗読で『純女学徒隊殉難の記録』より江角ヤスさんの文章が披露されました。東京純心女子学園のコーラス隊による「燔祭(はんさい)の歌」も胸に響き、心奪われました。*「燔祭(はんさい)」とは、ヘブライ語をギリシャ語訳にしたもので、清らかなものを神の生け贄に捧げる儀式に、殉難にあった純心学園の女子学徒たちをなぞらえて、永井隆さんが「燔祭の歌」を作られたとのこと。

演奏はコントラバス・高杉健人、二胡・高山賢人、パーカッション・木川保奈美さんたち若い面々。純心女子コーラス隊の10代から、音楽家たち20代〜30代、そして内海さんの90代と、さまざまな年代の方がたを、まるで「箱船」のように舞台へ乗せて。「戦後70年から未来へ詩(うた)いつなぐ」と題して、吉岡しげ美さんの「生命」「平和」への強い思いが、そして彼女の素晴らしい「歌声」が、愛情が浜離宮朝日ホール満員のお客さんたちの鳴り止まない拍手のもとに、届けられました。すばらしいお仕事でした。

詩を使って、平和への命への幸せへのメッセージを、柔らかに甘やかに歌声で40年近くも発信し続ける女性、吉岡しげ美さんに感激しました。こんなに大切に歌ってもらって詩たちも幸せです。女性も凄いなあ、女性っていいなあと嬉しくなりました。わたしのつたない詩も、ここに参加できて幸せでした。朗読して頂いて、うれしかった。ありがとうございました!
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☆吉岡しげ美さんのサイト

「男は女から、産まれている。産んだ命を、おびやかすことを。止めないなら、もう産まない。」──そうだ、女性のちからが、世界をにぎってるんだ。そんな思いに、身を熱くしながら、帰ってきました。。じょせいのちからは、やわらかであまやかで、そしてしたたかで。じょせいのちからを、あらためて、おもいだすような、晩でした。

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2011・6月に作ったカードです。(*街に出た時スマホで撮ったヴィトンのお店の写真に加工をしたもの♪…その時はあまり、伝わらなかったようですが…^^;)
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by sechanco | 2015-07-07 08:13 | 詩関連

「折々のことば」92

身体(からだ)と言葉を乖離させない、鷲田清一さんの語り口のファンで、ご本も何冊か読ませてもらっています。その鷲田さんが朝日新聞の「折々のことば」に私の短詩「ポートレート(又は月日)」を採り上げてくださいました。ありがとうございます!
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*この詩は詩集『宮尾節子アンソロジー 明日戦争がはじまる』(集英社インターナショナル)に収録されているものです。詩集は本屋さんでご購入(またはご注文)頂けます。新書サイズで31編の詩がやさしい写真イラストとともに並んでいて、好評です。読んで頂けるとうれしいです♪
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よろしくお願い致します!
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by sechanco | 2015-07-03 23:35 | 詩関連