★新刊のお知らせ★
◎<新刊詩集のご案内>
☆『宮尾節子アンソロジー 明日戦争がはじまる』(集英社インターナショナル) ☆『明日戦争がはじまる』(思潮社オンデマンド) ◎『恋文病』¥1800+税 『読んだ人をちょっと大丈夫にしてくれる魔法がありました』──詩集の感想(Uさんより) →☆ご注文はこちらクリック!から☆ ★電話やFAXでの注文もできます。 ・精巧堂印刷所 ・電話 0187-62-2340 ・FAX 0187-63-1583 ☆宮尾の詩集は秋田買い♪よろしく! ☆花のように(動画) ☆アルハルクラすべてを──*詩集より朗読。 ◎★旧刊についてのお問い合わせはこちらに★ ★既刊詩集 ☆ドストエフスキーの青空¥1800 ☆かぐや姫の開封(残部僅少) ↑¥2800 ☆くじらの日(完売) *詩集は、詩集名を記入して★こちらへご注文くださいませ。★ ★メールはこちら→sechancono☆gmail.com(☆を@に変えてくださいませ。) ★な ライフログ
ブログパーツ
カテゴリ
全体 ★本の宣伝★ ミヤオ・リターンズ 地域に生きる 青空ノートについて 日々 ブログはじめました リンク・リンク おしまい月です おしまいです メルマガのお知らせ osirase 震災ミニ募金 被災地にて しんねん 詩関連 新刊のお知らせ あれこれ アップルデイズ かきこと 未分類 以前の記事
2024年 03月 2023年 12月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 01月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 09月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 最新のコメント
フォロー中のブログ
検索
タグ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
なんとか保存をと願ってきたけれど。来月とうとう旧平岡レース事務所棟の解体が決まった(*解体したまま三年間は保管とのことですが・・・)。
昨日、それではせめて。きれいに拭いて・履いて・磨いてお別れしようと、お掃除隊が組まれ参加しました。 使い込まれた木肌が温かかった。材質はしっかりした物が使われているので、磨けば応えるように艶を増した。雑巾掛けしながら手の平で触れていくと、建物の床も扉も窓の桟も。すみずみまでこまやかに心が配られているのが感じられた。 二階の窓からは夏の緑に包まれた天覧山がぞんぶんに眺められた。飯能の景色が建物の借景としてみごとに活かされ。きちんと風向きも読まれていて。どこにいても、涼しい風が渡ってきてうっとりした。「なんていごごちのよい、建物だろう」「いるだけで、和むね」とみんなでほうっとため息をつきあった。知れば知るほど。線はすっと伸びているのに、触れるところは角がとれてまろやか。直と曲とのコンビネーションが実にあざやか。技有りと言うより、気配りの建築だと思った。見せるためではなく、住むための。外へのプライドのためではなく、内に住む人のための――。建築とは何かを深く問いかけ、深い答えを得るおもいがした。 せんじつ、ここで工場長を勤められた方のお話を聞く機会があった。当時の工場についてのさまざまなお話を聞かせてもらったあと。ところで、「住み心地はいかがでしたか?建物の」と帰り際に尋ねてみると、工場長だった方はしばし考えて、こう言われた。 「あったかかった」――とひと言。「あったかい気持ちになる建物だったなあ」と。その言葉が印象に残りました。そして、それがすべてのような気持ちがしました。それこそが「第一に人間があります」という遠藤新の建築理念の骨頂だと。それがちゃんと工場長さんや従業員のかたがたにも伝わっていたのだと。あらたさんにもつたえたかったです。 遠藤新の建築は、「ひとがくらす=住宅」の理念ですべて建てられたことが特長だったようです。「あったかかった」このひと言が、ほんの少しですが今回はじめて、遠藤新の建物に触れることができた、わたしの宝(ご褒美)になりました。うれしいです。 なくなっても、忘れないでほしいです。 「あったかかった」住んだ者に、そんなひと言をぽろっと言わせる建築家がいたことを―― そんな建物がわが町にあったことを――。 そして、敷地にある一本のしだれ桜は、日本の三大桜のひとつ「三春の滝桜」の子ども桜だということを。 ここに、日本三大桜・三春滝桜の子の桜があることと、 ここに、世界三大建築家・フランクロイドライトの直弟子・遠藤新さいごの建築物があったことを。 ――先ほどの、元工場長さんは「そういえば。ここをこうしてほしい、ああしてほしいと思うところが、ひとつもなかったなあ」とフシギそうに懐かしそうに、建物について、最後に言葉を付け加えられました。 おしまい。 *写真は、そのお掃除隊の帰りに空き地でちょいと摘んできた「猩々草(ショウジョウソウ)」。最初は葉っぱは全部緑ですが、日を追って赤い部分が現れます。これがまたきれい。猩々草の「草」が「木」になった「猩々木」がポインセチアですって。好きな草のひとつです。夏が終わればクリスマス♪
by sechanco
| 2011-08-29 09:14
| 地域に生きる
|
ファン申請 |
||