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昨夜の「現代詩文庫近藤洋太詩集」「辻井喬と堤清二」「詩の戦後」と3冊続けて詩集(現代詩文庫)、評論集を刊行された近藤洋太さんを囲むシンポジウム「詩の戦後への応答」は、4時間があっと言う間に感じた、スリリングで大変内容の濃い、素晴らしい会だった。 第一部 「辻井喬/堤清二という謎」では、近藤さんとセゾン現代美術館館長の難波英夫さん両者の対談が。西武百貨店の社長やセゾングループの創始者である実業家・堤清二の顔と「沈める城」「群青・わが黙示」等数々の詩集や小説を出した詩人作家・辻井喬の二つの顔に迫って。一般には知られてない彼のなまの姿が垣間見えて、出生の秘密や、「テロリストになりたし朝(あした)霜崩れる」の歌の披露など、辻井と堤のはざまにいる人間の彼を知る、大変スリリングな内容だった。難波さんのお話は、多くの作家たちとともに生きながら、自身は作家ではないことのその距離に、なんともいえない清さと支える温かさがあって、とても好ましかった。 第二部 「25時からの詩と批評」は、スタンザのメンバー。添田馨さんが司会を兼任しつつ。築山登美夫・宗近真一郎各氏とともに、近藤さんの作品や思想に言及、および質問を設ける会となった。 4名ともそれぞれ詩作や評論活動のほかに、定職を持って定年までやってきた人たちである。24時間は仕事に費やし、25時間目を創作・思索にかけた人々という意味での「25時からの」ということであった。 全身詩人の吉増剛造さんが24時間詩人なら、われわれは25時からの25時間目詩人。24時間しっかり生活人として生活をして、その24時間を覆すような25時間目がもてるかが、われわれの勝負どころです(ことばはちがうかもだが…)。 というような「25時」を説明された添田さんの姿がこころに残った。なんだか24時間詩人であることより、ずっと詩への愛も、人への愛も試される気がして。そうか、詩へのかかわる時間が、長けりゃいいってもんじゃないんだ、要は情熱なんだと、感激している自分がいました。 あるか、どうかは。じかんでも、かねでもない。 じょうねつの、あるか、どうかなんだと。 1949年生まれが二人(近藤・築山)、1955年生まれが二人(添田・宗近)の60代の四人の。詩について社会について政治についてのお話は、それぞれの人生の宝の蔵を拝見するように、豊かな知識と深い思索に満ちて、ずいぶんと贅沢な時間でした。 ありがたかったのは。ちゃんと24時間を社会人としてシャバで生活してきた人ならではの、学者さんのような専門用語や一般人が読むはずもない思想家や哲学者名の羅列を避けた、噛み砕いた語りを披露してくれたことでした。それは作家でありながら生活者でもある25時間目のひとびとの、なせる技(愛)だと感心しました。 シャルリー・エブドの襲撃事件でデモが起こったとき、ちょうどパリに仕事でおられた宗近さんの言葉もこころに残りました。パリでもデモは普通にやります。ただあれは反テロのデモではあったけれど、オランド大統領を中心にした保守派のデモであり、それは反イスラム・反ユダヤのデモでもあったのです……というお話と デモは反対ではありません。ただ、正義の名の下に起きる、ああいう群衆の狂騒のむこうに、思いもよらぬ暴力が目覚める可能性がある、人間の無意識の怖さも忘れてはいけない(ほとんど、わたし流のことばにしちゃって、恐縮ですが。。)と、なんともいいがたい、杭をさされたことでした。わたしもちょっと、もやもやしていたことなので。詩人ならではの、警鐘に感じました。 近藤洋太氏は、昔はとても気難しくておっかない詩人のイメージがありましたが(笑)。パネルトークのとき、どなたかが「批評の多くは(いろんな方を例にあげ)否定性から始まるが、近藤洋太の批評はその肯定性に特徴がある、稀有な存在だ。それは表現の未来に通じる」と言われ。たしかに!と懐の温さを感じる場面が、シンポジウムでもなんども垣間見られ、わたしの近藤洋太像をぬりかえました。 さらに 辻井喬と堤清二論にしても、戦前と戦後にしても、24時と25時にしても、社会人と詩人、理想と現実、こころとからだ……、あらゆる場面で、われわれは分離した「自己存在の二重性を生きる存在であること」それが近藤さんの作品群のテーマでもあるのでは、という問いかけに対して。近藤洋太氏のこたえは。 「二元化・二重性をあえて、一元化する必要はない。二元化・二重性を、もっと豊かにすればいい。」でした。そっかあ!と。これには、参りました。寺内貫太郎一家の、お父さんのような風貌の近藤さんのすっかりファンに、なってしまい。著作も全部読んじゃおうと思いましたので。 成熟した会話を堪能し、著作もたくさん売れて、お客さんもうれしいし、出演者もうれしい、よい会になったこと、お祝い申し上げます。 *ひといきに、書いてしまったので、いろいろ瑕疵があると、思います。ごかんべんを。詳しい感想は、きっとその筋のかたが、のちに詳しく書くでしょう。。とりあえず、めちゃアダルトでぜいたくな、良い会だったので、興奮を忘れるのがもったいなく、自分用のメモとして、いくつか記しました。感謝をこめて。 ■
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by sechanco
| 2016-12-24 14:19
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