ひさしぶりに訪ねて来てくれた友達に「ちょっと遅くなったけど」、と誕生カードの代わりに?手作りの檸檬カードをもらった。ビンの蓋をとると、明るい陽だまりのような中身がたっぷり。きれい・おいしい。こんがり焼いたトーストに載せて、バタナイフで伸ばすと
まるで、扉のすき間からさしこんだ朝の陽射しがトーストの上をすーーーーっとすべりながら伸びてくるよう。レモンの香りのレモン色の光りをしあわせに塗りたくって、いただきました。
それは、すてきに甘酸っぱい。イエローカードじゃなくて良かった、レモンカード。
バターのようでジャムのようで蜂蜜のようでそのどれでもない、お洒落なディップ。
英国の食べ物らしいね。さすが、蜜蜂の国です(ビートルズって蜂ですわよね。)
パンとありが糖!
★ビートルズってカブトムシでしたね、ごめんなさい。なんで蜜蜂の国なんて
おもったのでしょうね・・・。失礼しました。m(__)m。
蜜蜂といえば、毎日、犬と散歩に出かける野原にクローバーの花がいっぱい咲いている。花は白くてかわいい。その大きな花も小さな花もわけ隔てなくミツバチ君は訪れて、せっせと蜜をいただいている。ホバリングして花にとまり、花びらにちょっとつかまると、ほんのちょっぴりずつ、ちょっぴりずつ、蜜を拝借する。その作業を、おしゃべりをしながら通り過ぎる人や犬たちの足元で、えんえんと繰り返している。じっと眺めていると、その清らかな仕事振りに、手を合わせたくなる思い。あの仕事のさきっぽを頂いてるんだね・・・
お店に並ぶ蜂蜜瓶いっぱいになるには、気の遠くなるほどの蜜蜂の労働と花の数がいるだろう。スプーン一杯の蜂蜜でさえ・・・レモン何個分のビタミンとか人の側でいうけれど、その前に――
蜜蜂何匹分、クローバーの花何個分に、感謝しなくちゃね。
水だって、雨何日分、山何個分、川何本分・・・・・・の旅を経たかと
そう思うと、コップ一杯の水でもう充分に、元気もらっちゃうようです。(^^
旅のできないときは、旅したものを頂いていることに
気づく近場の旅が、オススメ――(笑)。