わが町に、テント芝居がやって来た。
劇団どくんごの『ただちに犬』大笑いしたりなぜか涙が出たり忙しいが面白かった。「おかみはーん」とさけぶ女の子がすきになった。歌ありダンスありサスペンスありの楽しい芝居小屋。練りに練られたことばとからだのアクロバットがものすごかった。状況劇場の赤テントを昔見たけれど、かれらとは違ってなんというか「傷つきやすさ」のようなものが守られていた。傷つきやすさが野良になることで守られている・・・といえばいいのかどうなのか。独特な舞台だった。
呼んでくれる地方を巡り歩いているとか、みなさんの町でも村でも是非招んでください。なんだかかれらはすばらしいです。都市にいついた飼い犬劇団にはないきらっと光る「野良の眼」をもっています。そしてうまいものをちょこっとでなくてたらふくくれる感じ。たらふくくれるのにいつまでもうれしさもおいしさも減らないのが不思議。タヌキやキツネみたくきっと「どくんご」に化かされてしまうのでしょう。終わるのがつらくなるようなあっという間の(怒涛の?)2時間でした。
こんげつの青空用チラ詩。